こんにちは、ソルジーです🌹
今日は小説の前に宣伝‼️
9月18日(土)今週末に、ポカさん主催の
「プクリポコレクション」inアズラン
に、ドレアドレ のメンバーとして、グルドレで出演します。
お時間ある方、観にきてね💕
ソルジーモデルデビューは、なんとプクリポでした❗️きゅんっ\(//∇//)\
それでは、4話も読んでやってください。
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「お、チビ!こっち来るか?」
「うん!」
最初、ナージフはサマリを色白な男の子だと思っていた。
その言葉に、サマリはものおじもせず遺跡の陰から飛び出してきた。
紫色の瞳がクルクルと動く。
その頭の周りを、黄色いインコが子供をまもるように飛び交っている。
サマリの警戒心の無さに比べ、そのインコはナージフに鋭い視線を向けているように見えた。
まるで、親のようだ。
それがナージフの悪戯心を妙に刺激した。
「なんだお前、剣に興味があるのか?
触ってみるか?」
「うん!」
ナージフの愛剣は、半月刀だ。
小さな子供が扱えるような品物ではない。
当然の事ながら、試しに触らせたもらったサマリは、その剣の重さで無様に転んでしまう。
「ハハハ!わりぃわりぃ、お前には重すぎた な」
ナージフは、軽々と半月刀を拾い上げ、サマリに手を差し伸べた。
しかしサマリはその手を取らずにサッと起き上がり、砂まみれになった顔で上目遣いにじっとナージフを睨みつけた。
「お、泣かないんだな。偉いぞ。
お詫びと言ったらなんだが、代わりにこれをやるよ」
そう言って、ナージフはサマリに腰の護身用の短剣を渡した。
その短剣を受け取った時の笑顔を、ナージフは一生忘れない。
サマリのそばを飛び交う黄色いインコが、一際高くさえずった。
「俺はナージフ。お前、名前は?」
「サマリ。この子はソル!」
そう答えて、サマリはインコに視線を傾けた。
「サマリも、それが扱えるように教えてやろうか?」
「うん!やってみるよ、ナージ・・ル?」
(え、いや、まぁ、いいか)
その時名前を訂正しなかった事が、まさかずっと後々まで尾をひくとは、その時のナージフには思いもよらなかった。
続く